アダルトグッズ「IPX7」の意味とは? 防水表記の読み方を元店員が解説
公開日: 2026-07-29
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先に悪いところから言います。「IPX7」と書いてあるからといって、お風呂でどう扱っても大丈夫というわけではない。
僕がショップで働いていたころ、商品パッケージの「IPX7」という表記を指さして「これ、どういう意味ですか」と聞かれることがよくあった。今回は実機のレビューではなく、この表記が何を意味しているのかを整理する「選び方ガイド」として書く。
IPX7の正体 — 防水等級の一般的な仕組み
IPXという表記は、IEC(国際電気標準会議)やJIS(日本産業規格)が定めている「保護等級」の一種で、電気製品がどの程度の水・ほこりに耐えられるかを数字で表す共通のものさしだ。
「IP」のあとに続く数字は2桁あり、1桁目が「固形物(ほこりなど)に対する保護等級」、2桁目が「水に対する保護等級」を表す。アダルトグッズの表記でよく見る「IPX7」の「X」は、1桁目(防塵性能)を明記していない・測定していないことを意味する。数字の7は、水に対する保護等級のうち「一時的に水中に沈めても内部に浸水しない」レベルを指す等級として一般的に知られている。等級の数字が大きいほど、想定されている水の強さ・深さの条件が厳しくなる、というのが基本の考え方だ。
IPX7とIPX8の違い
検索していると「IPX7」だけでなく「IPX8」という表記も目にする。IPX7は「一時的な水没」を想定した等級で、規定の深さ・時間で水に沈めても浸水しない性能を指すとされる。IPX8はそれより厳しい条件での連続的な水没に耐える等級で、メーカーが独自に条件を定めて試験することが多い。数字が大きいほど絶対に上位互換とは限らず、商品ページの具体的な使用条件(お風呂での使用可否・水没の目安時間)を確認するほうが実用的だ。
| 等級 | 一般的な意味 |
|---|---|
| IPX0 | 防水性能なし |
| IPX4 | あらゆる方向からの水しぶきに耐える(生活防水寄り) |
| IPX5 | あらゆる方向からの噴流水に耐える |
| IPX6 | 強い噴流水に耐える |
| IPX7 | 規定の条件で一時的に水中に沈めても浸水しない |
| IPX8 | IPX7より厳しい条件での継続的な水没に耐える(条件はメーカー規定) |
これはIEC・JISで一般に説明されている防水保護等級の考え方であり、この表の等級が高いほど「絶対に壊れない」ことを保証するものではない。
「完全防水」表記との関係
アダルトグッズの商品ページでは、IPX表記を出さずに「完全防水」とだけ書かれているケースも多い。これは規格上の等級を明示していないだけで、メーカーが独自の基準で「水回りでの使用に耐える」という意味で使っている表現だと考えたほうがいい。逆に言うと、「完全防水」と書かれているからIPX7相当・IPX8相当と決めつけるのも早計だ。表記の厳密さはメーカーによって差があるので、気になる場合は商品ページの説明文まで読み、防水の範囲(お風呂で沈めて使えるのか、水しぶき程度に耐えるだけなのか)を確認する習慣をつけておくと失敗が減る。
慎吾の視点 — 防水表記があっても見落としがちな点
ここからは、僕が店頭で接客していたときによく伝えていた一般的な注意点を3つ書く。
1つ目、防水表記は「本体そのもの」に対する評価であって、充電端子やスイッチの隙間まで無条件に守ってくれるわけではない。充電式のグッズは、充電中や端子が濡れた状態での通電を避けるよう注意書きがあることが多い。
2つ目、パッキンやゴム部分は経年で硬化・劣化していく。防水等級はあくまで「新品の状態でクリアした試験結果」であり、「防水だから永久に安心」とは言えない。
3つ目、熱すぎる湯には長時間浸けないこと。パッキンやゴム部分は高温に弱く、劣化を早める要因になる。
DB実例 — 「完全防水」表記でレビューが付いている商品
コヨイチが持っているFANZA通販のグッズデータから、タイトルに「完全防水」やIPX表記があり、レビューが付いている商品をレビュー件数順に並べた。通販グッズ全体はレビュー数自体が少ないジャンルなので、「レビューが1件以上ある完全防水表記の商品」の中から件数上位を実例として挙げる。
| 商品 | レビュー数 | 評価平均 |
|---|---|---|
| 完全防水 吸引挿入 CHUPA-CHUPA CUNNI VIBE black | 10件 | ★4.4 |
| 完全防水_遠隔絶頂 メスイキバックバイブ9 ヘッドシェイク | 9件 | ★4.11 |
| 完全防水 DEEP SENZURI THUNDER RING(ディープセンズリサンダーリング) | 7件 | ★4.29 |

10件付いていれば上位に入る世界なので、口コミの厚みを過度に期待せず、商品ページの防水表記の詳しさと自分の使いたいシーン(お風呂で沈めるのか、水しぶき程度でいいのか)を照らし合わせて選ぶのが現実的だと思う。
どこで買うか — 条件別の比較
防水表記のグッズをどこで買うかは、品揃え重視か・女性も選びやすい店構え重視かで変わる。
| 重視する条件 | おすすめ |
|---|---|
| 品揃えの幅を見て比較したい(通販シェア上位のショップ) |
| | 女性ひとりでも選びやすい・落ち着いた店構えを重視したい |
|
急いでいるなら、上で挙げた実例の商品ページ(/go/vibrator3750など)を直接開いて防水表記を確認するのが早い。じっくり比較したいならぴゅあらばのような品揃えの広いショップを覗いてみるのも手だ。女性が選ぶ場合は、KIYOのように落ち着いた店構えのショップのほうが選びやすいと感じる人もいる。
まとめ
IPX7は「一時的に水中に沈めても浸水しない」性能を示す防水保護等級で、IPX8はそれより厳しい条件を指すが試験条件はメーカーごとに違う。「完全防水」表記は規格の等級を明示していないだけで、必ずしもIPX7・IPX8相当とは限らない。等級や表記だけで判断せず、商品ページの説明文まで読んで防水の範囲を確認する習慣が、後悔しない買い物につながる。
防水まわりの数字をもっと詳しく知りたい人はFANZA通販グッズ全体のうち防水仕様が何%あるかを数えた記事、電源方式で選び方が変わる点ではUSB-Cタイプとバッテリータイプを比較した記事も近いテーマだ。置き場所に悩んでいる人はカップルの収納事情を扱った記事、そもそもの選び方に迷っている人はグッズの選び方ガイドも参考にしてほしい。FANZAの10円セール記事のとおり、機能面の条件は先に固めておくほうが選ぶときに迷わない。
剛田